ついにエンジンに火が入りました!ゴールは目の前です!

2015.12.12

車検のタイミングでエンジンフルO/H作業をさせていただいているINT16V。

ついにエンジンが数ヶ月ぶりに目覚めました!

本当だったら先週には火が入っていた予定でしたが、ちょっとした問題が発生し今週になってしまいました。

待ちに待っていたエンジン始動にオーナーさんもご来店をいただき、久しぶりにかかった愛車のエンジンを感慨深く見つめていらっしゃいました。

休み明けには車検にいって細かい作業が終わればいよいよ納車です!

若いオーナーさんにとってデルタのエンジンフルO/Hは、色んな面で大変な決断だったと思います。
ただ、デルタが好きだ!という気持ちだけではどうにもなりません。

だからこそ、決断をされたオーナーさんには絶対に後悔して頂くわけにはいきません。時間はかかっても満足いただける仕上がりが絶対です。

今回はオーナーさんのご希望も多数あり、一つ一つ確実に作業を進めていき、ようやくここまでこぎ着けました。

ゴールは目の前ですがここで油断は禁物です。
最後の最後まで気を抜かずに仕上げていきたいと思います。


半年ぶりに無事(?)車検取得!

2015.12.15

ついにというかようやくエンジンに火が入ったINT16V!

いよいよ半年ぶりに車検取得のため多摩陸運支局へ!

只でさえデルタの車検ですから、入念にチェックし準備をしました。

それでも何かあったときのために午前中にいくことに。
万が一があっても出直していけば午後に間に合うようにです。

万が一・・・それは陸運支局に向かう道中起こってしまいました・・・

ふと気になってウオッシャー液を出そうとワイパーレバーを手前に引くと、「ウィッッッ」とモーターが一鳴きし「バチッ!」という音が・・・

そこからウオッシャー液はおろかワイパーまで全て動かなくなってしまいました!

ヒューズを確認すると案の定ウオッシャーのところが切れています。
予備のヒューズを入れても動きません、ヒューズも切れません。

どうやら完全に逝ってしまったようです・・・

とにかく、出来るところまで通しちゃおう!ということでそのまま陸運支局へ!

ワイパー&ウオッシャーの件はしょうがないのですが、ここで何と、交換されていたフロントシート2脚にダメだしが!

シートがブリッドでレールはレカロ・・・
ガチャだからダメとのこと・・・なんだそりゃ!?

文句を言っても無駄なので一度戻ってEVO用のシートに交換。

ワイパーのほうは最悪のヒューズボックスが疑わしいとのこと・・・
しょうが無いので別の線を引いて突貫で動くようにしました!

午後の4ラウンドに間に合い、何とか合格!
無事に車検を取得することができました、やれやれ・・・

それでもフルO/H直後のエンジンが落ち込んだ気分を忘れさせてくれました!

何と滑らかなことか!
とてもデルタのエンジンとは思えないフィーリングです!

あまりにも滑らかなのでトルクが心配になるくらいですが、これが1500回転辺りからしっかりとトルク感が出て、2000回転も回っていれば普通に街乗りできるんです!

これは慣らし運転が終わったときの仕上がり具合が楽しみです!

さ~、週末の納車予定に間に合うように残りの作業を頑張ります!

O様、いよいよですね!楽しみにしていて下さい!


INT16V エンジンフルO/H完成!ついに納車!

2015.12.21

約5ヶ月半に渡るエンジンフルO/H作業中だったINT16V。

先週、ようやく車検も取得、最後の残った作業が終わり、ようやくオーナーさんにご納車させていただきました!

交換させていただいた部品の数々。
いつものことながら今回はより感慨深い気持ちになりました。

今回は長期戦を見越し車検満期に合わせてお預かりさせていただき、エンジンフルO/Hだけでなくその他の懸案も多数作業しました。

そのどれもこれもが、只エンジンを修理すると言うことに終わらず、ある意味新車以上のフィーリングと性能、そしてこれから10年、20年と長い間安心して楽しめるようにと、オーナーさんの夢である「世界に1台だけのマイデルタ」の制作という気持ちで臨みました。

このプロジェクトは納車したら終わりではありません。

これからエンジンの「出来」を決める慣らし運転があります。
これだけはオーナーさん自身に頑張って頂くしかありません。

念入りな打ち合わせと、1,000kmごとのオイル交換とチェックはかかせません。

初期慣らしが終わり、徐々にレッドゾーンまでの回転域まで全負荷をかけて、いきまんべんなく当たりをつけていく作業があります。

せっかく時間とお金をかけて制作したエンジンも、慣らし運転次第では良い結果は望めません。

きっと1年後の点検時には素晴らしい仕上がりになっていることを祈るばかりです。

これでデルタ再生と創造プロジェクト「Rossismo」によるエンジン制作の3台目が、オーナーさんの手元に納まりました。

我々の目指す先も視界はどんどん開けてきました!

さらなる高みを目指して1台でも多くのデルタを再生していければと思っております。

もしも貴方のデルタをこれから10年、20年と大切に乗り続けたいと思っていらっしゃるのでしたら、一度、お話をさせて頂ければと思います。

ご相談だけでも構いません、いつでもご連絡をお待ちしております。

(完)