アルファロメオ 164S
〈1993年式〉〈走行距離108,364km〉〈3000cc〉〈令和4年3月16日〉
売約御礼!
基本情報
年式 | 1993年 |
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走行距離 | 108,364km |
車検 | 令和4年3月16日 |
車輌 | 新車平行車 |
色 | ブラック |
リサイクル区分 | 済別 |
排気量 | 3000cc |
ミッション | 5速マニュアル |
ハンドル | 左 |
駆動 | FF |
燃料 | ガソリン |
修復歴 | なし |
車台番号下3桁 | 570 |
購入パック お見積り
(非課税項目) | (課税項目) | ||
基本パック | 支払総額 | ||
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買い方選べる「ABCパック」 | |||
Aパック (基本パック+整備11万円) | 支払総額 1,934,270円 | ||
Bパック (基本パック+整備22万円) | 支払総額 2,044,270円 | ||
Cパック (基本パック+整備33万円) | 支払総額 2,154,270円 | ||
自動車税 | 19,500円 (令和3年11月登録の場合) |
車両本体価格 | 1,600,000円 |
ナンバ-代 | 1,450円 | 基本整備料金 | 0円 |
登録印紙代 | 500円 | 登録手数料 | 25,000円 |
車検印紙代 | |||
重量税 | |||
自賠責保険料 | |||
リサイクル料金 | 15,320円 | 課税項目合計 | 1,625,000円 |
非課税項目合計 | 36,770円 | 消費税 | 162,500円 |
*整備内容をお客様のご希望でお選びいただけるように整備の「濃さ」「深さ」によって3段階でお選びいただけるようにいたしました。
詳細は担当の吉富までお問い合わせください!
車輌画像
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車輌詳細情報
ALFAROMEO164S
1993年式 令和4年3月16日 ブラック 走行距離67,728マイル(108,364km) 新車平行車
装備
5F 左ハンドル FULL CL 社外リモコンキー ETC CDデッキ1 ABS 運転席エアバック HIDヘッドライト(LOWビーム) レザーシート(レッドステッチ) アルミペダル(クラッチ、ブレーキ) 電子制御サスペンション(ノーマル・スポーツ) バックモニター兼用レーダー探知機 ANSAリアサイレンサー 他
※当社仕入れ・整備・販売車両!
※車検長い(令和4年3月16日)!
※前回販売時約240万円の整備を実施!
主な整備、交換部品:
タイミングベルト廻り一式、ウォーターポンプ、ラジエーター、全エンジンマウント交換、クラッチO/H、エンジンオイル漏れ修理(エンジン降ろしての作業)、エアコン修理、天井内張張り替え、全油脂類交換、他整備多数!
※納車整備付(12ヶ月点検+α)
※保証付き(1ヶ月、1,000km)
【車輌データ】
全長(mm):4,555 全幅:1,760 全高:1,400
ホイールベース:2,660
トレッド前/後(mm):1,515/1,485 最低地上高:---
車両重量(kg):1,450 車両総重量:1,660
乗車定員(名):5
トランク容量(L):---
最小回転半径(m):---
新車価格(円):6,280,000円
【エンジンデータ】
種類:V型6気筒SOHC12バルブ 総排気量(cc):2,958
ボア×ストローク(mm):93.0×72.6 圧縮比:10.0:1
最高出力(ps/rpm)(DIN):200/5,800
最大トルク(kgm/rpm)(DIN):27.4/4,400
燃料タンク容量(L):70 駆動方式:FF
ミッション形式:5速マニュアル
タイヤサイズ:195/65-15
※ディーラー車のスペックになります
整備内容
- 法定12ヶ月点検一式
- 下回り点検・締め付け
- ブレーキ廻り分解点検
- ウォーターポンプを含むタイミングベルト廻り点検
- ブッシュ
- ブーツ
- マウント類点検
- 各ホース類点検
- ミッション・駆動系点検
- エアコン点検
- バッテリー点検
- 油脂類点検(エンジン、ミッション、クラッチ、ブレーキ、パワーステアリング)
- 他
お店からひと言
私の人生の中で出会った忘れられない車ベスト3の1台がアルファロメオ164QVです。
当時のフルサイズセダンという見た目とは全く逆の「狂暴なエンジン」と、今ではありえないクロスしたギア比との組み合わせが生み出す走りは、とても「優雅なセダン」とはかけ離れたものでした。
そもそも、このサイズのセダンで「マニュアル」なんて今ではまず考えられませんよね?
そんな車に30前半のイタリア車免疫不全症候群に侵された私が乗れば、頭の中は空っぽ!アドレナリンが噴き出したのは言うまでもありません。
その瞬間から私の頭の中にはいつも164QVが存在しています。
初めて乗ったのは正確に言うと「164Qv」ではなく、同じグレードのUS仕様であるこの「164S」でした。
その時と同じ164Sが入庫しました!
常連さんとは「今なら何が乗りたい?」という話を良くしますが、事あるごとに忘れられない車の話をさせていただき、164QVのことを話していました。
ほとんどのお客様は164QVはもちろん164自体を見たこともない方ばかりで、一度乗せてあげたい!と言っていたものです。
そんな折、いつものように何気なくネットで検索していると、何と、164が出ているじゃありませんか!
良く見るとUS仕様の164Sなのが解りました。
走行距離もkmになおすと10万kmを超えたところと少ない!
価格も法外なものではなく「いいな~」と指をくわえていました。販売するというよりも自分が乗ることしか考えていなかったのです。
そんな私の戯言を覚えていた常連さんから「あのアルファロメオまだあるの?」というお話があり、直ぐに相手の業者さんに連絡!
次の日に新幹線で向かい即決で買ってきました。
道中の高速ではコンディションチェックをするのですが、ついつい走るのに夢中になってしまい一人で苦笑してしまいました。
あのときの印象は時間とともに盛られていないか?
今乗ったらがっかりするかも?
少しの不安もあっという間に忘れてしまう素晴らしい走りに一人で興奮!ニヤニヤと600kmほどの帰り道を最高に楽しく帰ることができました。
基本的にはマフラーとバックモニター兼用のレーダー探知機が付いている以外はフルノーマル。
一番心配だった電子制御サスペンションは生きているのか?
高速に乗って何度か試してみると・・・!
何と、しっかり変化がわかるじゃないですか!
「生きてるよ~!」
思わず164Sに頬ずりしたくなりました。
そしてオーダーをいただいたお客様にお見せして契約成立!
ここからが想像以上に大変なことになりましたが・・・。
「走る」「曲がる」「止まる」という基本的な部分はまったく問題ありませんでした。
高速でも「1○○km/h」を出してチェックもしましたから。
でも、そこは旧い車の常でふたを開ければ色々出てきます。
全体的にオイル滲みのあるエンジンは作業性を考慮して降ろすことに。
エンジンを降ろすとなるとこのタイミングでできることをやりたくなるのは悪い癖・・・。
タイミングベルトやウォーターポンプはもちろんクラッチO/H、エンジンマウント全交換、ラジエーター交換・・・etc。
ま~ここには書ききれない作業を実施いたしました。
一番大変だったのはエアコンの修理。
コンプレッサーのスイッチは入るのですが一向に冷えない。
どうも冷風と温風のミクスチャーがうまくいっていない様子。フラップモーターの不良で交換するにはダッシュボード降ろしです・・・。
だいたいモーターなんて手に入るのか?
何と・・・手に入っちゃったんですよ!これが!
あれもこれもとやっていったら・・・結局最終的な整備代は240万円になってしまいました・・・もちろん大赤字です。
正直に言ってこのお客様だからここまでやりました。
さすがにこんなことをしていたら会社が潰れますから・・・。
そんなこんなで整備を済ませて無事に車検取得!
晴れて新しいオーナーさんにお乗りいただくことになりました!
当社から30台以上をご購入いただいているお客様。
アルファロメオのV6エンジンは155V6、156V6、147GTA、GTVとほとんどのV6エンジンをお乗りになっています。
そんな方に今回の164Sはどう感じていただいたのか?
納車後の第一報は・・・
「このエンジンは切れていますね!」とのお言葉に全てが報われた気持ちになりました!
すっかり164Sを楽しんでいただいていたのですが、その時間はあまり長くは続きませんでした。
お客様の持病の腰痛が悪化、手術も辞さない状況になり、乗ってやることができなくなってしまいました。
まさか、こんなに早く別れが来るとは・・・。
イタリア車は乗らないとダメになることを誰よりご理解されている方ですから、このまま飼い殺しは可哀そうとのことで、ロッソコルサに新しいオーナーさんを探して欲しいとのご連絡をいただました。
正直に言って164自体をご存知の方が圧倒的に少ないと思います。
また、誰にでもお勧めできる車でもありません。
それは壊れるとかそんなくだらない事ではなく、この164Sを乗りこなせるか?というほうが当てはまります。
何よりも164Sに対する情熱があるか?
情熱があれば乗っていただけることと思います。
そして整備はもちろんロッソコルサがお引き受けいたします。
ラテン車オーナー、アルファロメオオーナー全ての方に164Sの走りを体感してほしい!
躾の行き届いた現代の車が良い方には絶対にお勧めしません!
常識にとらわれない、そんな時代のアルファロメオがいったいどんな車だったのか?
イタリア人が何を良しとしていたのか?
この車に乗れば答えが見つかるかもしれません。